姉妹製品 木守り専科 新商品リリース情報

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プレスリリース

2022年6月吉日
株式会社シオン

国産の「杉」をもっと活かす塗料が誕生!
塗ることで、「杉」の赤身材を無垢の白太材のように見せ、雨、紫外線から木を守る
高機能木部塗料『 木守り専科 杉の赤身けし 』
≪ 杉以外の樹種の赤身材にも利用可能! ≫

株式会社シオン(所在地:岩手県矢巾町、代表取締役:石川 公一郎)はこの度、国産高機能木部塗料『木守り専科(きまもりせんか)杉の赤身けし』を2022年7月に発売いたします。
木守り専科には、「防炎:塗るだけで燃えにくい」を訴求した『ファイアプロテクト』、「高耐候:雨&紫外線に著しく強い」を訴求した『ウェザープロテクト』、そして今年の2月にリリースした「身の回りの木部に抗ウイルス(+抗菌)効果」を訴求した『ウイルスプロテクト』の3タイプがございます。
今回新たに、「杉の赤身材を白太材のように見せる」ことを訴求した、『杉の赤身けし』をリリースし、仕上げ材としての利用を敬遠されがちであった杉の赤身材の利用を促進し、年々伐採量が増えている国産の杉材の利用幅を広げて参ります。

当社は、植物油、天然顔料等の自然素材を活用した、人と環境に優しい木材専用の塗料の製造、販売を行っております。
主力製品は2012年に発売を開始した「国産自然塗料 U-OIL(ユーオイル)」と、2017年に発売を開始した「国産高機能木部塗料 木守り専科(きまもりせんか)」。
完全受注生産による製品在庫の廃棄ロスを無くしたSDGsの取り組みを創業時から行っております。

製品特長

■ 杉の木は、仕上げ材に主に利用される白太材(辺材)、中心部の硬い部分の赤身材(心材)、白太と赤身の混ざった源平材に分けることができます。
杉の赤身材の部分は、硬くて丈夫であり、腐れにくく、虫食いなどには強い等の耐久面での長所があります。その長所を生かし、今までは主に構造材や屋外木部に利用されてきました。一方、赤身材は視覚的にややとげとげしさがあることから、内装における仕上げ材としては敬遠され、ここには主として白太材が利用されてきました。
杉材において、仕上げ材の白太材は人気がある一方で、採れるのは赤身材が6~7割、白太材が3~4割と人気が今一つの赤身材の方が多く採れる点が大きな課題でありました。※杉の赤白身の需給ギャップ

そこで、当社の『木守り専科 杉の赤身けし』は、1回塗りで杉の赤身材を無垢の白太材のような仕上がりに見せることのできる塗料として開発いたしました。これにより、杉の赤身材の視観的な問題を解決し、無垢の白太材と同様に「仕上げ材」としてご利用いただけます。そして、前述の「杉の赤白身の需給ギャップ」の改善にもつながります。
さらに、当塗料を塗ることで、赤身材の長所である耐候性の強さを生かし、長期間にわたり杉の灰色化(シルバーグレイ化)を防ぎ、美観を維持することが可能となります。
また、高い着色性を持っており、一般的に色が入りにくいと言われる赤身材にも、しっかりと着色して無垢の白太材と同様の仕上がりとなります。白と赤がはっきり分かれた源平材にも、同様の色に均一に着色することが出来ます。

タイプと用途

■ 『木守り専科 杉の赤身けし』は、『HARD』・『SUPER HARD』・『WOOD PROTECT』の3タイプを展開いたします。

『HARD』・『SUPER HARD』は、亜麻仁油や天然顔料等の自然素材を厳選して使用し、シンナーのような刺激臭のする石油系の化学溶剤を使用していないため、鼻を刺すような臭いはまったくありません。
また、『WOOD PROTECT』は、植物油や天然顔料等の自然素材をベースにしながら、油性フッ素樹脂や高UVカット剤等の高い耐候性成分を配合し、屋外の木部塗料として最長約8年色落ちしにくい高い耐候性を持った木部塗料となっております。(2回塗り+塗りっぱなし塗装時)
安全性は、どのタイプも国土交通省建築指導課による「告知対象外製品=ホルムアルデヒドの発散がほとんど認められない製品」に相当し、さらに「F☆☆☆☆相当」であることを確認済みです。

展望

■ 2021年10月1日に施行された「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律の一部を改正する法律」により、「公共物件等における木材の利用の促進に関する法律」は、「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」に題名が変わりました。それに伴い、法律の対象が公共建築物から建築物一般に拡大しました。この変更により、これまでは公共建築物の木材利用推進だけを謳うものでしたが、これからは民間建築物の木材利用の推進にも取り組むことが明示されています。昨今ではウッドショックにより輸入木材だけでなく、国産の木材価格も上昇局面にありますが、今後益々国産木材の有効利用が進むと想定されます。

住宅への木材利用は、国産木材のなかでも杉材が多く利用されています。しかし、杉材といっても、仕上げ材として使用できる部分は限りがあります。杉材は中心部から6~7割程度が赤身材と言われる、赤みの強い部分です。赤身材は密度が高いため構造材としての需要はあるものの、見た目にはとげとげしさがあるため、内外装の仕上げ材としては敬遠される傾向にありました。
その赤身材をもっと有効に活用できるよう、白太材のように見せる塗料を独自で開発した『木守り専科 杉の赤身けし』によって、木材の有効活用を促進させることが可能になると考えております。
なお、杉材が最も流通量が多いことから、この塗料は杉材用として説明していますが、他に類する赤松やヒノキ等にも同じように活用することができ、白太材のような仕上がりの美しい意匠性を持たせることが可能です。様々な木材の利用に、『木守り専科 杉の赤身けし』は美観という観点から問題、課題を解決していきます。

製品概要

製品名:シオン 国産高機能木部塗料『木守り専科 杉の赤身けし』
用 途:木部専用|屋内・屋外共用、屋外用/屋内可、屋外専用
タイプ:屋内・屋外共用『HARD』、屋外用/屋内可『SUPER HARD』、屋外専用『WOOD PROTECT』
対 象:屋内(天井、床、腰板、テーブル、家具、建具等)、屋外(外壁、ウッドデッキ等)
内容量:1L、4L、8L、16L
塗布面積:約20平方メートル/L(樹種によって異なる場合有)
価 格:『HARD』、『SUPER HARD』 定価 1L 7,200円(税別)~
    『WOOD PROTECT』 定価 1L 10,600円(税別)~
※業務用価格もございます。お問合せください。
木守り専科杉の赤身けし缶

販売時期・販売方法:
2022年7月より販売開始
当社からの直接販売、または建材店、塗料店を経由しての卸販売

建築基準法への対応:
シオン国産高機能木部塗料『木守り専科』は、国土交通省建築指導課による「告示対象外製品」に相当します。

会社概要

北東北の岩手県にて、自然素材を活かしたものづくりを展開。木を活かす国産自然塗料『U-OIL』、木の機能性を向上させる国産高機能木部塗料『木守り専科』、自然素材でつくられた国産天然接着剤『匠(たくみ)』の製造・販売を行っております。

所在地:〒020-0891 岩手県紫波郡矢巾町流通センター南3-8-1
代表者:代表取締役 石川 公一郎
設 立:2003年9月1日
URL:http://kimamoli.jp

お問合せ先

株式会社シオン
担 当:藤田 悠、畠山 茂隆、角掛 竜太郞
TEL:019-677-7060
FAX:019-637-3190
E-mail:info@xion.co.jp